旧車のレストアや日々の雑日記。
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前回の続きです。
切り取ったパネルを元に、ハンマリングしたり、曲げたりして作って
いきます。上のつなぎ合わせ部分は1cm程度ヘミング加工して
おきます。
ミミ部分的にダツをいれて、微妙な丸みをつけた状態で、ダツ部分を
接合。パネルがつっぱらずにアールがつきます。
裏側へは防錆処理をしておきます。
内骨部分の錆をベルトサンダーで削り落とし、防錆処理。
カットした上側のパテ補修部分も手が入るので、合わせて板金します。
板金後、仮付けを数回繰り返し、接合をはじめていきます。
最初は点付け溶接で。一気に溶接してしまうと、パネルが熱の影響で、
歪んでしまうので、徐々に溶接していきます。
溶接の威張りを削り落とし、接合完了。今回の溶接には、真鍮素材の
ワイヤーを使用しました。通常の溶接ワイヤーよりも裏側への溶け込みが
良いので、表面を平らに削り落としても裏側ではしっかり接合されている
ので、強度的にも安心出来ます。また非鉄素材なので、接合部分への
錆対策にもなるのではと・・・経年後のサンプルがまだないので、
はっきりとした自信はないですが、かなり期待しています。
最近では便利な材料がでてきています。新しいものが良いとは一概には言えないかもしれないですが、それなりの理由があっての改善なのだろうからと、慎重になりつつも吸収していかなきゃと思っています。
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