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旧車のレストアや日々の雑日記。
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少し前なのですが、低圧ガンを使用した時の話。

使い慣れたガンから新しいガンへ変えるのはいつも慎重になります。
2年程前に塗料を一液性ベースコートに変えてからは、今まで使用していたガンでもムラや
ぼかし際の黒ずみ等の塗装トラブルはかなり減ったのですが、ガンの特性上、塗着効率が
あまり良くなく、フェンダーやドア程度でしたらさほどだったのですが、大きな物を塗る時は
吹き返しがいつも気になっていました。私はいつもエア圧を低めに設定しているのですが、
それでもモヤモヤとした環境で塗ることなってしまうので、どうにかならないものかと。

何故ムラに、何故無駄になるかを考えてみると。
ガンの先端から霧状になって出たミストを大、中、小と大雑把に分けて考えると、大ミストは
ムラや肌荒れ作る原因のミスト、中ミストは塗面にのり、肌を作る望ましいミスト、小ミストは
そのまま塗面にのらずに大気中を舞うミストで純損失です。
ですので、とにかく大と小が無くなれば良いはずです。
その為に、ツマミ等で微調整しながら塗るのですが、ガンの性能の要因も大きく、限界があります。
最近では低圧ガンが一般的になってきています。
低圧ながら大ミスト出づらく、エア圧も低いため小ミストの吹き返しが少ないタイプです。また、
エア圧が低いのでゴミ、ブツ対策にもなります。
私も低圧ガンが出始めの頃に一度使ったのですが、期待した程では無かったので、あまり良い
印象を持てずにいましたが、そんな低圧ガンの中でとても気になるガンがあったので、ひとまず
試験的に使わせてもらいました。

DSC09354-1.jpg濃いメタリックの全塗装なので、塗り応えをみるにはちょうど良い機会です。感覚をつかむ為、廃部品で試し塗りをした後、S30Zの全塗装です。
最初のバラ吹きの時点で粒子が揃っているのがはっきり確認出来ました。粒子のばらつきが少ないので塗り肌も揃いやすく、以前使用したガンより車に合わせた安定した肌を作れそうです。またミストの飛散も少なく塗着効率の良さにも驚きです。画像はクリアーを塗っている時なのですが、あまりモヤモヤしてないです。塗る回数はいつもと同じだったのですが、この時は思いの他、塗料が余ってしまいました。

塗りの技術も大切だけれども、ガンの性能も大切だと改めて思いました。
非常に良さそうなガンですが。ただ・・・問題点がひとつ。高いです。。ガン○丁ぐらい買えます(苦笑。
使用するとなると、最低2丁。欲を言えば、パール用、ブラック専用、調色用・・・ため息が出ます。。
とは言え、仕上がり品質の向上や、塗料の使用量も減るのでお客様の負担を少し減らせたりする
事も可能ですし、また、昨今の問題とされている環境への配慮などと、長い目で見ればお得なの
かなという印象でした。
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