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旧車のレストアや日々の雑日記。
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近頃珍しく講習事が重なってありました。

新しい発見や、何かしら気づくことがあるので講習とかの座学も意外と好きだったりします。
ただ、食事後だと眠くもなりますけどね(笑。

そんな先日の研修で、講師の方からブログ読んでるよと嬉しいお言葉が(照。
いやいや、更新も少ないのでちょっと気が引けてしまいましたが・・・、そんな声があると
また書く楽しみが増えますよねー。

では、今だけでも張り切っていきましょ!(笑


repair00.jpg今回は、ヨタハチではなく、現行車ドア下部の修理です。
変形が不自然な状態なので、おそらく損傷後ドアが閉まるようにと
応急的にこじったりしたように思います。

内側のプレスラインもすでに原型をとどめていない状態です。



通常であればドア交換を勧められる損傷かと思います。
ただ、それでは納期とご予算が見合いませんので今回は修理することにしました。


repair01.jpg外側のパネル自体も、かなり伸びてしまっているので割り切って
考えて張替えとし、切開します。
これだけ広く口があげば、修復もかなり楽になります。
元の形に近づくように少しずつ叩き出して整えていきます。
一部折れが激しく、伸びきらない部分がありましたが、おおよそ
これぐらいで完了です。



repair02.jpg車種やパネルの材質、板厚にもよるので、一概に修理可能とは
言えないのですが、このようにして直すことも多々あります。

世の流れではエコへと向かっている昨今。
何も交換ばかりではなく、可能な限り修理できるような技術を
身につけていきたいものです。



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たまの本業の話です。

保険修理でも、ご要望によっては時価額の範囲内で納めなくてはいけない場合が時折あります。
私共の地域では高齢の車両が多いので、こういったケースが比較的多いです。

DSC09933.jpg通常の作業では、バンパー取替、トランク取替、Rrクォーター取替、
右テールランプ取替、バックパネル修理もしくは交換かと思います。
となると部品代だけで、時価額をゆうに超えてしまい全損となり、
その上、作業工賃となるとかなりの手出しになってしまいます。
なので、今回は、トランクやバンパー等のボルトオンをリサイクル
パーツ使用。そして、クォーターとバックパネルを修理し時価額の
範囲で収める方向でご提案し、ご了承いただきました。


DSC09945.JPG右クォーターとバックパネルの損傷がいやらしい当りのため、時間が
かかりましたが、荒出し後はこんな感じです。
トランクとの立て付けを見ながら損傷の入力と逆に修理していけば、
ほぼいいところ出ます。
ここまで出てくるとしめたものです。




DSC09946.JPGあとは、小さな歪をハンマリングで取り、全体的に均していき、若干の
パテに頼りながらサーフェイサーを塗装。





その後は隣のパネルと色が合うように、調色してバンパーとトランクと一緒に塗装して完了。

全てではないのですが、出来る限りご要望にあった修理選択を提案しています。

さて、ネタが少なかったのでギリギリで繋いでいた近頃でしたが、近日中にヨタハチのレストアが
始まる予定です。まだどの程度の作業になるかはわかりませんが、これからお話し合いをして
少しずつ完成までのイメージを煮詰めていきたいなと思っています。

お楽しみに!






一昨日、パソコンが壊れてしまいました。
時々、不穏な動作をしていたので、ビクビクしながら起動していたのですが。
思い起こせば、去年のちょうど今頃も壊れてしまってOS入れなおしてたような・・。
動作自体にも少し不満があったので、今回は中身を一新、マザーボード、CPU、メモリーを
交換しちゃいました。
ハードディスクは、無事修復出来たので再インストール無しで済みましたが、やはり不安が残ります。
バックアップをマメにとるようにしなきゃな~・・面倒でも・・・。

最近では、見積もりも部品を調べるのもソフトを使いますし、損保さんとの協定も伝送で行うことが
多いので、パソコンが壊れてしまうと、本業にかなり支障が出てきます。
便利な時代に慣れきってしまったのを数日でひしひしと感じました。

本業では保険修理が多く、各損保さんの調査人の方と損傷箇所の修理内容を打ち合わせしながら
作業を進めていくのですが、時々交換しようか修理しようか微妙なケースがあります。

DSC00080.jpg右リアクォーターのピラー部分の損傷。側面からの衝撃で、バックドア
側でパネルが強く折りたたまれています。
通常であれば、赤い線のあたりでカットしてクォーターパネル取替に
なると思います。
ただ当りが強いとは言え、損傷箇所はそこだけなのに、クォーターパネル
を取り外して修理するのは車の為にも、場合によってはお財布の為にも
良くないのです。


DSC00126.JPGそこで一部切開です。ダメージの酷かった部分のみを切り離します。
インナーとの隙間が狭いので少し苦労しましたが、工具を滑り込ま
せて、少し時間をかけてじっくりたたけば、側面はほぼ良いところ板金
できちゃいます。




DSC00127.JPG切り離した部分を叩いてある程度元の形に戻し、それと同じような
形の物を新たに作ります。
パネル作りはレストア以外でも意外と活用しています(笑。





DSC00136.JPGで、接合。横向きで見づらいですが(苦笑。
角なので溶接もしやすいし、熱による歪みもないので、
パテも全体的に少しで済みます。





修理方法は様々あります。そんな中でも出来る限り、お客様にとって良い、車にとって良い修理
方法を考えて選択しなきゃと、思っています。







本業もボツボツとしながら合間にローレルを触っていたのですが、ちょっと忙しくなってきたので、
またしても車庫に追いやられてしまいました。気がつけばもう12月。雪が少ないので、あまり年末
時期って感じはしないのですが、少しずつ忙しくなってくる頃。ローレルはこのまま冬眠に入って
しまいそう。
一応、大まかな部分の張替えは終わったので、とりあえず予定通りというか。欲を言えばボンネット
も終わらせたかったのですが、まぁそんな事を言ってたらキリがないので。
少しの間はローレルを触れない恐れがあるので、ネタ切れ防止のために作業画像は小出しにして
紹介していく予定です(笑。

話は変わり。
私のブログでも、いっちょこ前にアクセス解析なんぞもしていまして、こうして記事を書いたりする
時にログインして結果をみたりしているのですが。中でも多いのが低圧ガンで検索して訪問される
方です。まぁ、あまりためにならないのか、リピートはされてない模様ですが(笑、
それでもめげずに、ガンの紹介。
インターネットで検索してもあまりヒットしないちょっと珍しいガンですが秀逸です。

DSC09345.JPG旭サナック MGB40 カーコーター。
確か2、3年ぐらい前に補修塗装用に販売されたばかりなので、
IWATAやSATA、デビルビス等と比べると一般的な知名度は薄いの
かもしれませんが、メーカーの生産ライン、内板塗装ではこのタイ
プのガンが採用されていました。定価はかなり高いようですが、
メーカーの方も販売店の方も大変努力をしてくれたお陰で、比較的
お値打ち価格で購入出来ました。

特徴は、とにかくメタル並びが抜群に良いです。均一な粒子なので、荒いメタリックでも黒ずみが
出づらくなり、塗装のストレスは物凄い減りました。特殊なノズルで微粒化しやすいようで、手元
ゲージを0.06Mpaでも微粒化するのには驚きました。
塗着効率の良さや、ゴミブツの出づらさ、全塗装でも疲れにくい樹脂グリップやら、特徴が沢山
ありますが、あまり書くとウソくさいので割愛(笑。
おそらく補修塗装用のガンの中でも1番高価だと思いますが、性能的にも最高の物だと思います。

塗装はガンより、ガンテクニックが大事なのですが、色の難易度も年々上がってきていますので、
それに伴い、塗料の性能、ガンの性能も良くなければ失敗も増えます。
もうじき水性塗料の時代。頭の痛い問題です。せっかく1液ベースを使いこなせているので。
このガンのノズルを換えて水性塗料でも塗れるのでしたら、塗料の入れ替えにも踏ん切りつくの
ですが・・。
開発されないかな~。してほしいな~。旭サナック様、ご検討お願いいたします。




早いもので、ブログを始めてそろそろ一年が経とうとしています。
あまりマメに更新していないながらも、興味を持って訪れてくれる方には本当に感謝して
います。お陰様で三日坊主気味な私でも続けることができました。


さて、節目最後の割にはちょっと地味(?)ですが先日ホイールの塗装をした風景です。

DSC00100.JPGサンドブラストして、風化した塗装をはがします。
形が入り組んでいるので、地味に時間が掛かってしまいました。
その後、サッと表面のサンドブラストのイバりをスコッチブライトを
使用して落として、マスキング。




DSC00101.JPG塗装。何とも塗りづらいホイールだこと(笑。
細かな部分はガンの噴出パターンを狭くして、絞って絞って色んな角度
から塗っていきます。はたしてこの周りを何周したことか・・。
カラーベースは少しずつ塗り重ねしていけば良いので、垂れ等は大して
心配無いのですが、クリアーは少し塗りこまないと艶がでないので、
ちょっと真剣になります。



DSC00102.JPG無事塗りあがりました(笑。塗りあがってしまえば、何てこと無い
ごく普通の塗装でもひそかに難しい塗装でした。


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