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旧車のレストアや日々の雑日記。
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先日紹介した、部品取りのヨタハチと泣く泣くお別れしました。
こちらでは雪が降るので、その前に作業場周辺を片付けておかなければ、除雪時の障害に
なるのです。屋根付きの保管場所も空きがなく部品取りのヨタハチもその障害の対象に。
そのまま外に放置して置いても結局は使い物にならなくなるので、仕方なく。。使えそうな部分
は取り外しておいたので、車両自体に未練はなかったのですが、ただでさえ少ないのに、更に
1台のヨタハチが無くなってしまうのかと思うと、寂しい気持ちになります。

そんなヨタハチから大事に外したパーツの中に、ロッカーパネルインナー&アウターがあります。
多少の錆があり、一部穴があいていながらも、過去の補修跡もなく、年式、構造、当時の路面状況を
考えると奇跡的とも思える状態でした。ヨタハチに限らず、大抵の旧車は腰下がダメになります。
この部分をどの程度修復するかによって、寿命や仕上がり、安心感が大きくかわるのではないかと
思います。私も複数台修復してきましたが、大抵はやはり切開し、その部分を製作し溶接という作業
になります。ただ、残念な事に溶接することによる強度落ちが生じます。また少なからず形跡が残る
のも事実なのです(腐食よりは断然良いですが)。。その辺りは作業する方の腕と拘りに係ってきます。
そのように、より良い仕上がりを追求していくと、最後には供給部品に近い状態での取り替え作業に
つながります。そういった思いで以前はフロアを製作したわけです。(ご好評いただき、購入していた
だいた方には心から感謝していますと共に、末永く安心して乗れる一台に仕上がる事を心からお祈り
しています。また、製作から販売までに多くの方々からご助力いただき、この場からで失礼ですが
御礼を申し上げます)。

さて、前置きが長くなってしまいましたが。

実は最近、ロッカーパネルインナー&アウターの製作に取り掛かっていました。
部品取りから外した補修無しの当時物パネルから採寸し、金型を興しプレスでの成形。
ついに第1号が出来上がりましたので、早速紹介したく思います。

DSC09477.JPG採寸に使用したインナーの触感は非常に硬く感じられ、もしかするとハイテンションかもしれないですが、そうだとすると型押しが不可な為、アウターよりも厚い1.2mmの鋼板を選択しています。また表面処理された鋼板ですので、腐食を遅らせる効果があると思います。




DSC09479.JPG前部の立ち上がり部分も、普段は完全に隠れてしまう後部の溶接しろも同じように製作してありますので、車体の個体差により若干の微調整が必要になるかもしれませんが、そっくり交換出来るように作ってあります。





DSC09483.JPG裏側。細かい部分はこの画像の方がわかるかもしれませんね。溶接で作ろうとすると意外と難しい立ち上がり部分、折しろが細くなってくる辺りや、折り曲げのアールにも気を配って製作してあります。






大まかな部分はプレスで型押しすると出来るのですが、細かい部分はやはり手作業になってしまう
ので、販売にあたっては少し先になってしまいますが、詳細について気になる事がありましたら、
お問い合わせをお受けしますので、ご連絡下さい。 ロッカーパネルお問い合わせ 
また、アウターパネルは現在試し打ちをしている最中ですので、もう少し時間が必要ですが、
完成しましたら、またブログで紹介しますのでご期待下さい。
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張り切って準備したはいいが、、、現在雨ざんざん。

さぁどうしたものか。

こういう時しか会わない人もいるので、行くべきか。
車を気遣って行かざるべきか。



う~ん・・・・・・・。



天気の回復を祈る。






時間の合間があれば、旧車関係のページを検索して見たりしています。特に車種にはこだわらず、
その時の気分で検索して、気になるページ等はお気に入りに入れて、後でじっくり見たりもします。
お気に入りも圧迫されつつあり、どれがどうだったかわからなくなったりしていますが(笑。

そうして見ていると、レストアがかなり身近な事になってきている様な気がします。業者さんも
然る事ながら、プライベーターの方でも、全バラしたり、板金塗装もやったりとその情熱には大変
感心させられます。以前からこういった方は多数いたのかもしれませんが、インターネットで
色んな情報が入る為、輪をかけて気軽に作業が出来るようになったのではとも思います。
また、レストアを受ける業者さんも増えて、作業も切磋琢磨され、業者さんユーザーさん共に目が
鋭くなったことにより、より良い仕上がりが要求されてきているのではないでしょうか。
きっちり手をかけた車はいい加減に扱わない限り、間違いなく残ります。そういった程度の良い
車が今後一台でも多く残っていって次の世代へと伝わっていって欲しいものです。

ちょっと客観視気味ですが、私も一業者でありますので、レストアや板金塗装に関しては敏感に
反応し、ネットを通じて勉強させてもらう部分も多数あるのです。
いかに仕上がりを良くするか。30年ほど作業をしていますが、未だに模索しています。
『簡単綺麗!完璧に仕上がる100の方法!』なんて本があれば、発売日に並んで買います。
ただ、残念ながら手を加える以上完璧はありえないので(苦笑、ユーザーさんの要望には100%
応えられない部分があり、もどかしさを感じながらも、その中でも最善を尽くすと。
その辺りのバランスをとりながら、最善の方法で品質を向上させていかなければと思います。

私の方法が最善かどうかは解かりませんが、時々紹介します。それが見てくれている方にとって
少しでも参考になれば、大満足。
また、このブログがきっかけで繋がりが出来たとか、何かの形でお役に立てればとも思います。
(インターネット上ですので、ある程度の匿名性をもたせたく、書き込み時には実名、住所等
は控えてください。記載されている場合は削除させてもらいます。)

今日は全塗装。新しいガンを使うのでちょっとドキドキわくわくです。






クラシックカー博覧会の報告が挟まってしまったので、ヨタハチを譲ってもらった時の話が途切れてしまいましたが、今回はその続き。

DSC07125.JPG追いはぎにでも遭ったかの様な、見るからに欠品の多そうな雰囲気に、雑談も上の空でどうしようか考えて。ただでさえ、草ヒロ化してる車が多数あるのに、その上既に草ヒロ化している車を持って帰ったら家族に何を言われるか・・。
等と色々考えながらも思考のベクトルは、草ヒロでもヨタ→書類が無くてもパーツ取りに→欠品あっても使える部分はあり。と一方通行です。実際目の当たりにすると戻れないものですね。



DSC07129.jpgそんな訳で運んでもらいました。何だかシュールな光景に思わずパチリ。







DSC07131.JPGエンジンも持っていきなよと言われ、キョロキョロ見回すと、産廃が
エンジンがありました。土壌と一体化しています。ヨタ用?もちろん・・・・パブ用。脇にホーシング(パブ用)もあったので、そちらもいただきました。





DSC06970.JPGその他のボルトオンパーツは左右フェンダー、左右ドア、トランク。ボンネットとルーフは欠品です。フェンダーやらドアに一度修理しようと試みた形跡があります。パテと塗膜の厚さで断念したんでしょうね。フェンダーロア部は張り替えているみたいですし、修復となるとちょっと大変かもしれません。





そんないきさつで我が家に現役の草ヒロが来たのです。車体番号1400番台のヨタです。同じ日に製作されたこの子の兄弟達は元気に走っているのでしょうね。結局書類も紛失してしまったようですので、残念ながらこの子は元気に走り回れないで、ドナーとして幕を閉じることになりました。





久々の更新。
ちょっと前に車両を譲ってもらった時の光景です。

知人からの紹介で、ヨタハチを譲ってもらえる事になりまして。
すぐにでも欲しかったのですが、先方の都合もあるので、なかなか予定の合う日も無く2週間が過ぎ。ですが書類もあるような話だったので、今度は何色にしようかななどと心躍らせて待っていました。
そんな中、何とか都合つきそうな日があったので、平日にも関わらず仕事をほっぽり出して行ってきました。

1時間ぐらい車で走り到着。

さてさて。
所有者の方に案内してもらい。。ご対面。

DSC07120.JPG
ん??
すっぽり嵌っています。しかも結構な状態です。。
(復活出来るか・・錆はしょうがないにしても欠品が多そうだし・・・うむむ)
「この車のドアとかフェンダーとかってあるんでしょうかね?」と恐る恐る聞いて見ると、「どっかにあるな~」とあるであろう事を前提とした非常に曖昧な返事だったので、ちょっと心配になりつつ・・・



もう一歩近づいてみます。


DSC07122.JPGう~む・・・当初はテントをかけて保管していたのですが、そのうちはがれて、気になりつつも、まぁいいやとそのまま放置したっぽい雰囲気。私も複数台それでダメにしているので、その辺りの気持ちがよく解ります。






DSC07128.JPG逆側からパチリ。
ちらりとみえるロッカーパネルなんかは意外と原型をとどめている所をみると、過去に補修してないのかなと思われます。コンテナを置いて保管していた為、下側は意外と助かっているのかもしれませんし。あまり苛めてなさそうな所が魅力的なのですがね。。




パネルの類は切ったり張ったりして何とか出来ると思うんですが、その他の欠品が多いと、もし仮に無料で頂いても、欠品無しの程度悪の車より高くつくことになるので、非常に悩みどころでした。


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