旧車のレストアや日々の雑日記。
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先日の赤平クラシックカーフェスティバルは、天候に恵まれ、非常良いイベント日和でした。
むしろ、クーラー無しの旧車には暑すぎるぐらいだったかもしれません(笑。
イベントに参加された方、携わった方々本当にお疲れ様でした。
以前からの知り合いの方や、新たに知り合えた方々と旧車談議に花を咲かせすぎて、
画像を取るのを忘れていました・・・。
それにしても、年々綺麗な旧車が増えてきていますね。
原油高で乗り控えしながらでも、良い状態を保ち、一台でも多くの旧車が残っていって
欲しいものです。
私もまだ品数は少ないながらも、維持に必要なパーツをリプロダクト化して部品供給の面からでも、
旧車を維持できるように手助けできればと考えていまして、その第一弾が、以前お客様のヨタハチを
レストアした際に製作したフロアパネルです。大方のヨタハチの弱点だったので、必要とされている
方もいるのでは、と思い製作したのですが、思いの外ご好評をいただけたようで、少し前に完売と
なりました。実際に使っていただき、作業の事例も増えているようですし、ひとつのレストアのベースと
なってきつつある感があり、私としてもお役に立てて嬉しい限りです。
枚数が纏まらないことには、作業するにも大変なので、少しお待ち
してもらっていたのですが、製品化した以上、必要な方がいるので
あれば、製作しないわけにはいきません。
そんなわけで、先日から仕事の合間で追加の製作に入っております。
想像以上に重たい金型を着けたり外したり、押したり引いたりで、
正直へこたれますが、まぁ、こうして出来上がったフロアが活躍してもらえると思えば、
疲れも飛びます。とはいえ、ちょくちょくとこんな作業を出来る体力ももうないので、増産も今回が
最後になるかも・・・?
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早いもので、今年も残すところあとわずかですね。
こちらでは、今日は大雪。作業場の大掃除もそこそこに切り上げ除雪です。
振り返りながらブログを見返してみると・・・・我ながら、まぁ節操の無い事(笑)。
ヒーターO/Hやら、ヨタハチ用ロッカーパネル製作やら、ローレルレストアやらと
色んな事をしながらも、仕事の空き時間でしているので、結局どれも中途半端で今年も
終わってしまい、このブログ見てくれている方には、何やってるんだかと思われてしまった
かもしれませんが・・・見捨てないで下さいね(笑)。
以前紹介したロッカーパネル製作の件では、金型自体はほぼ出来上がっているのですが、
プレス時の傷付き防止クッションパッドの納期が事のほか遅れているので、もう少しかかって
しまいそうです。年内にはと思っていたのですが・・。
楽しみにしていて下さった方には大変申し訳無く思っております。
また、紹介できる段階になりましたら、ブログに上げますので、もう少しお待ち下さい。
ひとまず、インナーだけは完成しましたので、金型から、完成までの工程を今一度ご紹介します。
ロッカパネルインナー金型。1つの型で左右分を兼ねています。
プラズマの使い勝手に癖があるものの、慣れると比較的楽なのですが、
複数枚、連続やると指先がとても熱いです。
カット後、イバリ等をサンダーで削ぎ落とします。
フロアパネルと違って曲線部分があるので、シャーリング(切断機)が
使えないため、ほぼ手作業です。
型押し、最後に後部のスポットしろを折り曲げ、インナーの出来上がり。
製作パネル自体もしっかりしていて、おそらく純正品と比べても遜色の
無い仕上がりです。
ここに小豆色の電着塗装を施せば、尚完璧なのでしょうけれど、
販売価格を抑えたいので、この状態でやめておきます。取り付け時に
しっかり防錆処理ををしておけば、問題ないです。
また何かご質問が御座いましたらこちらにお寄せください。
最後になりましたが、今年ブログを始めて、多くの方々とまた新たな繋がりができ、
大変嬉しく思います。
来年もまた、この拙い文章を書き続けますので、時々見に来てもらえれば何よりです。
それでは、良いお年をお過ごしください。
いよいよ寒くなってきて、ついにストーブから離れられない時期がやって来ました。
原油高に苛立ちを感じつつ、、でも、その分はしっかりと体を温めなきゃと。
最近は特に変わった事もなく、本業とその合間に外回りの整理などをしていました。
そんなこんなで、ローレルはその後もあまり進んでいませんし、以前紹介したヨタハチの
ロッカーパネルも、製作に協力してくれている職人さんが除雪車のパネル製作を急ぎで
手掛けてるので、今の所ちょっと手が空かない様子でしたし、、、。
なので、旧車関係であまり紹介できる程の事が少ないのです。
ついにネタ切れかも?
いや、もうちょっと踏ん張ってみます。
この頃、少し前の型のBMWを全塗装させてもらうことになりました。
オーナーさんと色々と打ち合わせをした結果、付属品の際からの塗膜剥離を防ぐ為に、
エンジンルームと室内一部の付属品以外は可能な限り外しての作業となりました。
実際、あまり触りつけていない車種だけに、何を外すにも慎重になります。
その都度、構造を確認していると国産車では考えられない構造に妙な感動を覚えました。
慣れていないせいか、作業性は良いとは思えませんでしたが、無駄なボルトがなく、もちろん
その為の穴も少ないですし、パネルの継ぎ目もしっかりシールしてあり防錆の観点では、
国産車に比べ、非常に進んでいるように感じ、さすがBMWと多々興味を持ってしまう部分が
ありました。
私は根っからの国産車派なので、大して気にも留めていなかったのですが、最近BMWの
外装塗装に、粉体塗装が採用されたのを思い出して、ちょっと調べてみると面白いのを見つけました。
一通りの工程が映っているので、22分超えと長めですが、面白くて3度もリピートして見てしまいました。BMWの製造ライン
国産メーカーもここまで公開して欲しいけど、きっとしないでしょうね・・。
製作した、ロッカーパネルインナーとアウターを確認のためにバイスクリップで固定してみました。
ちゃんと採寸しているのでそんな合わない事はないと思いながらも、
ピッタリ合わなければ振り出しに戻ってしまう・・・などとちょっとドキドキしながら。
TOYOTA GENUINE PARTSと書いてありますが、気にしないで
下さい。(マスキングテープで隠したつもりですが透けています・・)
上下のスポットしろもきちんと合っているのでひとまず安心しました。
上がっていますが、この程度であれば何とでもなります。
つっぱったり、よじれていたりと不具合があるとこうはスッキリといかない
のです。アウターは微調整が必要かなと思っていたのですが、
合わせた感じでは金型への修正はもうないかな。。
後は前側の部分の蓋となるパネルをつけて完成です。
完成まで後一歩。楽しみにしていてください。
ちらほらとお問い合わせも頂いておりまして、本当に有難う御座います。
頂いたお問い合わせの中から、この場を借りて少しお知らせさせてもらいます。
販売にあたっては、基本的にアウター、インナー共に左右セットになります。
価格は、まだ未定なのですが交換時に工賃もかかるでしょうから、その辺りを考慮して
出来る限りお求め安く設定しようと考えています。また、業販も考えていますので使用
して頂ける業者様も大歓迎です。
引き続き、お問い合わせをお受けし出来る限り色々なご要望に応えたく思いますので、
気になる事が御座いましたらご連絡お願いします。 ロッカーパネルお問い合わせ
少し前に紹介したロッカーパネルのインナーに続き、ようやくアウターも紹介出来る段階までに
なりました。まだ若干の修正が必要かなと思いますが、ほぼ完成に近い状態です。
では、早速。
クォーターパネル部分もへミングし、そのヘミング部分(側面のクォーターパネルがかぶさる部分)に3mm程度深い溝が入っています。純正パネルでもそのようになっていて、アウターパネルにクォーターパネルのミミがかぶさるようになっています。この試作品ではちょっとヘミング部分が短いのでもう少し伸ばし、水抜き穴をつける予定です。
前回レストアをさせていただいた時には既に立ち上がり部分の原型が無かったので仕方なく
ピース分けして作る事にしたのですが、ピース分けしてでも製作を請け負ってくれる業者さんが
意外にも少ないのではないでしょうか。
腕の良い方でしたら難なく作り上げてしまうかもしれませんが、私の経験ではそう簡単な作業
ではありませんでした。
若干の調整は必要かもしれませんが、このようなパーツがあれば作業はスポット溶接のみと
格段楽になりますし、ボディへかかる負担も少なくなります。また、何よりもピース分け部分への
溶接の必要無いので、きちんと防錆させすれば耐久性は間違いなく何倍も良くなります。
レプリカとはいえパーツとしてさえあれば、復活出来るヨタハチがあったり車両を維持していく
にも何かと安心ではないかと。
そんな思いでどうしても一枚のパネルを作りたかったのです。