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旧車のレストアや日々の雑日記。
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最近、朝晩の冷え込みが強くなってきて、こちらの方面では旧車のシーズンもぼちぼち終わり
かなと。乗りおさめ前に、紅葉を見がてらドライブでも行ってきたい気分です。


4e5e222f.gifさてさて、前回紹介したロッカーパネルの原型を、最終的には左のような
寸法(図面の書き方と形状はいいかげんですが・・・)になるようにプレスで
押していくのですが、懐(コの字状)が深いため、金型に入れて1回で
ドスンと・・とはいかないのです。






1168e12b.jpegなので、まずロッカーパネル下側のミミ(左上15mmの部分)をセットして
プレスで曲げます。
そして、その後に隣のロッカーパネルの下面になる部分(左上45mmの
部分)を曲げます。
ただ、この部分はロッカーパネルの側面と少しきつめのRで繋がっている
ので、あくまで次の工程のガイドになる程度の比較的ゆるい折り曲げで
済ませておきます。


DSC00004.JPGちょっと面倒なようですが、このような形にまで仕上げておかなければ、
型押ししていく中でも、基準となるガイドが作れないのです。




続く。
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ロッカーパネルの反響も予想外で、早々に増産を開始しました。
今回から製作の工程を数回に分けて紹介していこうかと思います。

DSC09488.JPGまず、一枚の鋼板をプラズマカッターを使い、カットしていきます。
曲線があるので、シャーリングを使えず、早速手作業です。
指先が熱さも耐えつつ焦りを抑えて(笑、一定のスピードで
カットしていきます。


カット後、バリ取りが必要になるので、気持ち大きめにカットして、サンダーで削り、
原寸どおりのサイズに仕上げます。

DSC09997.JPGカット時のバリと荒れた断面を削り落とした、ロッカーパネルアウターの
原型。まだペラペラの鋼板が、強度のあるコの字型のパネルになるの
ですから、面白いものです。
完成のイメージも出来るような出来ないような・・ですね。



次回に続く。


追記:カテゴリーにパーツ販売を追加しました。まだ点数は少ないのですが、更新によって埋もれて
    しまった過去の製作パーツも紹介しています。


長期間にわたって製作を続けてきた、ヨタハチ用ロッカーパネルがようやく出来上がりました!
「あぁ、そういえばそんなことしてたよね」って忘れられてしまいそうなぐらい、時間がかかって
しまいましたが(汗。
過去の記事をみると・・・去年の9月30日!販売出来るまでに丸々1年かかってしまいました。
長かった~・・。もう少し精度をよくしようとその都度、職人さんと打ち合わせを繰り返し、
金型へも少しずつ修正が加えられ、その度に職人さんにもかなりご苦労をかけてしまったり。
思い返せば、製作をお願いしても何度も断られて、それでも挫けずお願いして(~中略~)でした。
とまぁ、これまでの苦労話をあげればキリがないのですが、時間をかけた甲斐もあり、かなり忠実に
再現出来たと思います。

では、早速紹介です。

DSC00036.JPGパネルの厚さは純正と同じ1.0mm。ピース分けのない1枚の鋼板を
金型を使い、プレスで型押しして成型。
仕上げに補給部品のような半艶の黒で表面を塗装してあります。
プレス時の擦り傷などからの錆つき防止の為の塗装です。電着塗装
ではなく硬化剤が入っていないウレタン塗装なので、シンナー等の
溶剤を使えば、黒地は拭き取れます。
使用する時には、黒地を拭き取って、プライマー、サーフェーサーを塗り下地をしっかり作ってください。



DSC00040.JPGジャッキポイントと水抜きの穴部分。
ジャッキポイント部分は純正と同じ1.6mm厚の鋼板を型押し加工。
スポットシーラーを塗布し、スポット溶接で接合。

水抜き穴も純正とほぼ同じ位置に、前側1箇所、後ろ側1箇所あります。





DSC00042.JPGロッカーパネル後端部分。意外と過去の補修によって元々の形が
無くなっていてしまっている部分ではないでしょうか。純正部品では、
リアフェンダーが被さるように、このような深い段がついています。
小さな部分ですが、このあたりもしっかり再現してあります。




たまたま入手できた、未補修のロッカーパネルと職人さんご協力のお陰で、製廃パーツの再販が
実現できそうです。製造廃止になってからは、各レストア職人さんが、ピース分けして現車合わせで
製作してきた部分だと思います。ピースで分ければ製作も可能ですが、製作に時間がかかってしまう
点や、溶接によってパネル負担がかかってしまったり、溶接痕が残ってしまったりと、マイナス面もあります。
このように、一枚のパネルとして出来上がっていれば、取り付け時も微調整(過去の補修具合によっては若干の加工)程度で、スポット溶接が可能になるので、レストア職人さんでなくても一般的なパネル交換ができる方であれば、作業的にも早く綺麗に簡単に出来ますし、パネルや車体にかかる負荷も最小限にとどめられます。

ヨタハチの下廻りは腐食しやすいので、出来るだけ多くのヨタハチに供給できるようにとは考えているのですが、フロアパネル以上に手作業が多い部分なので、製作には少し時間がかかってしまいます。お急ぎの方は早めのご注文をお願いします。

販売の詳細につきましては、来週改めてブログでお知らせします。



この間、少し時間ができたので、ロッカーパネルのアウターをプレスしてきました。嬉しさのせいか、
なぜかこの日は出かける前からばたばたとしていて、デジカメを忘れてしまって、プレス時の光景は
ないのですが、今回はとりあえず数台分なので、次回のプレス時こそは!ちゃんと撮影してきます。

なので、今日はプレスしたロッカーパネルアウターの微調整を。

DSC09996.JPGプレスで型押ししても、立ち上がり部分へは力のかかり具合が少し
足りないので、最後に型に収めてバイスクリップで数箇所固定して、
ハンマリングで均していきます。
型を作っていただいた職人さんからも言われたのですが、
フロアパネルと違い、ちょっと変則的な形なだけに、こういった部分へ
は少し手をかけなくてはならないようなので、こちらでほぼ良いぐらい
まで均しておき、取り付け時にはフロアパネルのトンネル部分への立ち上がり代のように、
現車合わせで微調整をしていただく方が自由がきくかと思います。

この後、ジャッキポイントを作ってスポット溶接すればアウターパネルも完成です!
あと一歩!



お盆前後から旧車にさわっておらず、ネタがちょっと不足していてブログも停滞気味。
ここ最近は現行車の修理をしていましたが、連休を挟んだために、事務処理やら部品の供給が
思うようにいかないやらで仕事が滞ってしまい、でも納車日は確実に迫ってくるわでちょっと
バタバタとしていました。
小さな工場なので、仕事が流れているときは問題ない程度でも連休を挟むとちょっと大変だったり
します。ようやく、通常通りのリズムになってきたので、そろそろ合間に旧車触れるかなと楽しみに
しています。

そして、先日嬉しい電話が来ました。

暫く製作を見合わせていた、ロッカーパネルの金型が出来上がったという知らせです!
体調の問題があったり、最終的な微調整がなかなか難しかったりと、職人さんにも大変ご苦労を
かけてしまいましたが、試作品を見る限りではそれを感じさせないような出来でした。
プレス時にちょっとしたコツがあるようなので、近日中に押し方を教えてもらいながら、フロアの時の
ように製作風景の紹介をしていこうと思いますので、ご期待ください!
今度はロスを出さないようにしなきゃ・・・(汗。



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