旧車のレストアや日々の雑日記。
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さて。
前回の続きで、室内の感じを。
インパネ。正直、輸出仕様のヨタハチを見たのは初めてなので、どこまでがオリジナルなのかが解らないのですが、非常に自然に収まっているあたり元々の状態を維持しているのではと思うのですが。国内のヨタハチとはかなりの変更点がありますね。ハンドルの位置とか(笑。 いやいや、メーターパネルの位置関係、スイッチの位置関係、しかもグローブボックスまであります。しかも、グローブボックスには時計が埋め込まれていて、ちょっと快適な仕様になっています。
センター部分はこんな感じ。ラジオも埋め込まれているところをみるとオプションではなく、標準装備なんでしょうか。って事はインパネ上部には格子状の部分はスピーカーかな。で、ラジオの上の丸いぽこぽこは何の意味があるんだろう。
右側グローブボックス部分。時計もきれいに埋め込まれているので、おそらく標準装備かと。時間にうるさい日本人にこそ欲しい装備だと思うんですがね~。グローブボックスも収納の少ない国内ヨタハチにも欲しい部分です。
スピードメーターも違います。120kmまでしかないぞと思いきや、mph。換算すると・・・約192km/h。国内ヨタでも思うんですが、180km/hまで表示する必要はあるのかと。スポーツカーだし必要なのかと思うようにしているんですが。しかし妙に120までの表示がしっくりいく。。
シート。これまた初めて見るパターン。う~む、、自然な感じ。「Do not touch!」と書いてある中、施設のおじさんに無理を言って座らせてもらいましたが(プロフィール画像のあれです)、座った感じサイズは国内のヨタハチと同じでした。小柄な日本人にはこのサイズで良いかもしれませんが、体格の大きい欧米の方々にはちょっと窮屈でしょうね~。
外見的には大きな違いは無いにしろ、インパネ等が違うだけで全然イメージが違います。パームツリーのある海岸線をドライブ。大きな音量でラジオをかけて、助手席にはサングラスをかけたブロンドヘアーの女性が髪をなびかせているような映画のワンシーンを想像させられました。
以前、オーストラリアのパースまで旅行に行ってきた時、偶然にもこんなところを発見。パース市内から車で30分程度の港町フリーマントル。フェリー乗り場のすぐ隣にあります。この時はフェリーに乗って、ロットネス島観光に行こうとしていたのですが、フェリーに乗るまで少し時間があったので、時間つぶしに行ってみようと軽い気持ちで入りました。色々とレトロな外車が並んでいる中をふむふむと見ていると・・・
お?・・・ヨタハチ?!
何でここまで来てヨタハチがあるのかとびっくりです。
施設のオジサンに聞くところ、この近くに住んでいるオーナーの女性がアメリカ旅行へ行った際に一目ぼれして購入してきたようです。いきさつを聞き、ナンバーの意味がよく解りました。このスタイルを見て良いって思う感覚は世界共通なんだな~と嬉しくなりました。
狭くて全体を写せませんでしたが、後ろからのアングル。
少ない時間と暗い照明の中だったので、ハッキリは解りませんでしたが、目だった錆なども無く、良い状態だったと思います。オリジナルだとしたらボディ色は輸出仕様?う~む。オールペンしてるだろうな。
となりにチラッと見えるのは、スバル360です。
この時代の日本の小型車って愛嬌あって人気なんでしょうね。
そしてこんな紹介も車の隣に飾ってありました。
ずっと昔のヨタハチが遠く離れた所でこうして紹介されていることに嬉しくなりました。
博物館のHP
http://www.fremantlemotormuseum.net/
次回に続く。
ひき続き。
問題のエンジン部分を組んでいきます。左下部分に穴を空けて、ネジ山を立てて、油温センサーを取り付け。これで一歩ヨタ用に近づきました。シリンダーのボーリングはエンジン屋さんにしてもらいました。
そして、付属品を取り付けていきます。前回はめっき風塗装だった部分も再めっきして、少しばかり本物(風)に近づいたような感じがします。
更に付属品をつけていき、組みあがり!
エンジンカバーもツルッとしたウレタン塗装にし、何となくすっきり。
キャブも新しい物に交換しました。
右側面から。ミッションも少し汚れていたので、ついでに洗浄し、表面をスコッチブライトで擦ったり、真鍮ブラシで擦ったりしてキレイにしました。
インマニの錆も無くなり、エキパイも耐熱塗装をしてあるので、当分安心かな。
で、ぶつけないように慎重に収めて、終了!
でもパッと見た感じたいした変わってないような気がして感動にかけます。返ってサンドブラストの不安を抱えてしまっただけのような・・・。
無事エンジンがかかりますようにと祈っておきます。
後日談ですが、やはり白煙がでました(笑。原因は砂。シリンダーに砂の噛み傷が付いていました。
シリンダーを1.0まで広げてしまったので、これ以上オーバーサイズにする事も出来ず、スペアエンジンのシリンダーを再度ボーリングしてもらう羽目に。だれも真似しないでしょうけれどくれぐれもその際は気をつけて下さい。