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旧車のレストアや日々の雑日記。
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前回の続き。

バッテリー台の原型を崩さないように慎重に・・・
しましたが、敢なく崩れ落ちこの状態。

リプロでも売っていますが、そこそこいい値段するので、
自家用のS30を参考に制作することにしました。



バッテリー台を外してみると向こうが見える状態です。
この部分は泣き所なので…仕方ない…仕方ない。
こう目の当たりにすると見て見ぬふりなんて出来ませんしねぇ。

しかし・・・。
その周辺の腐食群をみて泥沼な予感がびんびんきます(笑)。



・・・・はい。


沼の入口に一歩踏み込んでみました(笑)。
少し解りづらいかもしれませんが、↑画像の部分は
張替完了しています。
逆反りと順反りが入り乱れた形状なので少し苦労しました。




当たり前ですが、とにかく切ってしまったら作らないといけないので、
都度暫し考え、1箇所ずつ見極めて進めていきます。

よし!カットしよう!

と思い、いざ進めると、おぉぉぉ…その向こうもかよ…orz

そしてまた考えます(笑)。



それを繰り返しながら一つずつ進めていきます。

必要以上にカットするわけにもいきませんし、
できる限り負担のないよう、最小限ですませたいです。





しかし、車種毎に個体毎に中がどこまで腐食しているか、ある程度想像はできても、
実際は進めてみないとわからないものです。

張替等の現場技術だけではなく、見極める目も技術なのだと今回改めて思いました。


 
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豊富にあったと思われたネタも、まさかの画像紛失により
あっという間に尽きてしまいました。
いや、ネタが沢山あったように感じていただけかもしれません(笑)。

話は30Zに戻りまして....。

現在の作業は既に塗装も終わり、各部の組付段階に突入していて
もう少しで納車となりそうです。

これまでの道のりを思い出しながら少し紹介していきます。



どこから手掛けようか考えていたのですが、おそらく
今回一番大変な部分になるだろうと思った、バッテリー
下の腐食。
エプロン、ダッシュパネル、カウルサイド、サイドメンバー、
フロアパンにかけての広範囲にわたる錆。
勢いのある最初にここを終わらせることにしました。


フロアをばっさりと落としてしまい、ダッシュロアや、
トンネル側立ち上がりの腐食箇所を張り替えて、ひとまず
フロアを張れるような状態までにしておきます。

大きなパネルを使う部分を基準にして、その後細かな部分
へと作業していけば、全体的な狂いを少なくできます。


サイドメンバーとエプロン下部を製作し張替。
作りづらい形状に加え鋼板が厚いため苦労しました。

あと体勢も非常に悪かったですね(笑)。




エンジンルーム側からはこんな感じです。
少し苦労したのが伝わるかもしれません(笑)。

この後、画像上側に見えるバッテリー台周辺を張替えるので、
エプロンの溶接は途中までで止めて残りは点付けのみ。




続く。
 
さて次はどの作業を…と、撮りためた過去画像を見ていたのです。

あれ…ない?

じゃここかな?

じゃこっちか?

どうにも見当たらず…。

サイドシル取替えたり、センターピラー周辺の腐食、ドア下部の張替え等々、小出しに引っ張ろうと思っていたのですが、断念。

幸い納車前にスマホで撮影していて、完成画像だけはあったので、不本意ですけれど、早々に完結です。

中間画像は見つけたらupすることにして、今回はご勘弁ください。

ちなみに、下の画像左側に写っている緑のDXが今回のドナー。
あちこち違いはあるものの、部品取りが一台あると選択肢も増えます。
何より小部品の調達が難しいので、そういった面でもホント助かります。



きっと当時はそこそこ走ってしたのでしょうけれど、バン故に大事に残される事も少なかった希少なモデルかなと思います。


この精悍なマスク。
しかしバン(笑)!



スカイライン独特ライン。
バンなのに(笑)!



今のように多様な車種がない時代だから当時としては当たり前だったのかもしれませんが、スカイラインの名を持つバンって…今時の商業車にない要素が詰まっている魅力的な一台。

カッコ良すぎます。

少し前なのですが、ハコバンの腐食張替と全塗装をしていました。

Rrゲートの下部の腐食張替風景です。
どちらかというと、表側ではなく折り返したヘミング部の
腐食が酷かったので、カットは最小限です。

真っ直ぐな部分だと楽なのですが、ゲートの丸みが2方向の
弓なり形状になっているので何度も確認しながら反らせます。


半自動溶接と、ハンダを併用しながら接合して完成です。










週一ペースですが、ぼちぼち更新が続いています。
いつ止まってしまうか、本人ですらハラハラしていますが笑。

さて、前回の続きです。

塗膜の剥離をしてパネルの状態を確認していきます。


右ロッカーアウター開いてみると、
やはりこの状態です。
インナー側も一部腐食して分断されて
います。




左も取り外し。Rrフェンダー前端部も
流れで開いてみると、ここも腐食が
かなり進行しています。
ホイールハウスもコーキングの盛り上がりが
あるので、腐食を穴埋めしているのでしょう。



右フロア。
FRPを流し込んであったので、おそらくは…と。
剥がしてみるとかなり進んでいました。
同じ日産車のハコスカとかと比べると
S30はフロアは腐食しやすいですねぇ。



Rrのアッパーパネル。
ここはZの泣き所ですね。






右エプロンとサイドメンバー。
ここはアルミテープが貼ってあり、剥がすと
この状態。
左ハンドルなのでバッテリーが逆。
バッテリーの下のパネルは腐食しやすいです。




ざっと車体の状況を確認しましたが、かなり大変な事になりそう…。
補修パーツが豊富なのが唯一の救いです。



さてどこから進めていこうか…。






 
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